ららみー

バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生のららみーのレビュー・感想・評価

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前作はとても好きなのでマンオブスティール2のつもりで見たら主人公はバットマンだしジャスティスリーグ・ビギンズだったというお話。
確かにタイトルでもバットマンが先にあるし「ジャスティスの誕生」とは書いてあるんだけれど。

悪を憎むあまり正義を見失ってスーパーマンを殺すことしか頭になくなったバットマンが戦いの中で正義を取り戻す、その本筋はいい。無骨で歴戦の勇者としてのバットマンは味が出ている。
ただあまりにも次作へのつなぎのための描写が多くて、それがそのまま今作単体の評価を下げている。
強引な夢のシーンとかね。

ワンダーウーマン役のガル・ガドットが前半のドレス姿ではモデル体型の美女だったのに、アクションシーンでは力強くたくましく見えるのが一番の見所。

対決シーンはいい。もともと能力的には差がありすぎて話にならないはずのところを、スーパーマンは非常になりきれないのに対してバットマンは淡々と追い詰めていく。

いろんな脚本の都合を引き受けた結果ロイスがめっちゃ働いてた。

次作のこと考えないで作ればドラマはもっとしっかりできたと思うんだけれど、そうしたらワンダーウーマン出ないわけだし全く別の映画になっちゃうからこれはこれで受け入れるしかない。ただこんだけやってジャスティスリーグが面白くなかったらもう怒るしかないよ。
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