サブリミナル効果

ゴーン・ガールのサブリミナル効果のレビュー・感想・評価

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)
4.5
まじでめちゃくちゃ最高!!デビッド・フィンチャー監督見て!!っておすすめされて見たけどまぁ好みドンピシャ刺さりすぎ!

夫視点と妻視点という見せ方、細かく描かれた心理描写、そしてそれに翻弄されるマスコミ…
ふっとい脚本はもちろんのこと、構成がまぁ一流作品すぎますよね。さすがに。
だから割と長い映画なのにのめり込みすぎて、全然長さが苦じゃない!!ここまで画面にのめり込めたのひさしぶりすぎ。(でもスプラッターあるから映画館じゃなくてよかった笑)

サイコミステリースリラー恋愛ゴタゴタ、マスコミの脆さなどいろんな要素が詰まってるのに見ていて全く引っかかることなく整理されている。

「トゥルーマン・ショー」を彷彿とさせるマスコミから一面だけを切り取って判断している頭に血が昇ってる一般市民の描き方とかすごく好きかも!割とサブ要素だけどね。

謎がメインだけど、得体の知れない愛する人の知らない怖い本性の暴き方がこの映画ならではの見どころ。
1つ1つの不満の蓄積の爆発などまぁ〜人間のドロドロした嫌な部分だけを長時間かけて煮込んで、うまく抽出して完璧に分からせてくれる映画。最高だ…自分も爆発したらと思うとこわすぎるね…そりゃ生き霊とかいるわけだわ…

最高だな〜細かい描写とかサブキャラの動き方とかもう少し丁寧に今度は落ち着いて見たい。
「このサイテーな世界の終わり」とか「エスター」とかサイコパス映画好きで色々見たけど、結局これが1番忠実に描いている気がする。サイコパスって頭いいとこまでが重要な要素だもんね。

まさに人間の怖さ「スリラー映画」見たい人にはぴったりだよ。