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白鯨との闘いのaのレビュー・感想・評価

白鯨との闘い(2015年製作の映画)
3.9
自然界が猛威を振るう
海は泳ぐものではなく、眺める派の自分だが、今作鑑賞終了後、更にこの考えが高まった。夕日に照らされている海面はキラキラして非常に綺麗なのだが、その中に恐怖感や周りに何もない閉塞感も同時に強く脳裏に残る作品だった。
白鯨との闘いも題名の通り、もちろん見所だが白鯨に襲撃された後の船員の疲れ果てた様子にも見応えがある。(逆にこっちの方に焦点をあてているのではないかと思うほど。)白鯨によって人間側がボロボロにされていく過程は陸地ではない、海だからこその独特な緊迫感で圧倒された。

主演はMCU(マーベル シネマティック ユニバース)の「マイティソー」で有名なクリスヘムズワース。彼の立ち振舞い、鋭く真っ直ぐ見つめる視線、溢れ出るリーダー感、白鯨 海 自分と闘っている姿は素晴らしい。後半の痩せ細った役作りは驚いた。彼のための映画と言ってもいいかも。
サブ主演の二人は「バットマンビギンズ」でスケアクロウを演じていたキリアンマーフィ。そして2017年全米公開の「スパイダーマン」で主演に抜擢されたトムホランド。トムホランドはまだしも、キリアンマーフィは出番少ねえよ!後半の彼の狂った演技を期待していたし、結局彼の一件はどのように消化されたのか、流石に引っかかるものがあった。
何が言いたいってトムホランドが予想以上に良く、スパイダーマンが非常に楽しみだ(関係ない)

3Dに関して言えば、今作は飛び出すよりも奥行きのほうがしっくりくる。3Dの仕組みは分からないが、、
とにかく大迫力の連続!凄まじい映像美!
絶対に3Dで見るべし!
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