Takahiro

ジャッジ 裁かれる判事のTakahiroのレビュー・感想・評価

ジャッジ 裁かれる判事(2014年製作の映画)
3.9
【あらすじ】
ロバートダウニーJr扮する弁護士はスターク社長ばりにお金大好きの悪徳弁護士。いつも通り口だけは達者。笑

ある日、正義に厳格な裁判官である父親がひき逃げ殺人の容疑で捕まり、その弁護をするが。。。
という話。

【感想】
一見、よくある法廷ものプラス親子のドラマという感じの映画です。

しかし、この親子2人の水と油のような関係がいい。
特に途中車を降りて2人が反対方向に歩いていくところ。
まさに2人の正反対の性格や価値観が反映された非常に印象深いシーンでした。

また、大げんかの時は外が大嵐で最後は穏やかな湖で釣りというのも心象をそのまま風景にしているし、表情で語る場面も多く、全体的に法廷ものなんだけど画で魅せているという印象。

演技に関してもアカデミーにノミネートされた父親はもちろん、ロバートダウニーJrもちゃんと演技していた。どーせいつものアイアンマンだろと思ってナメてました。すみません。

父親は事件当時の記録が欠落しており、実際にひき殺したのかどうか?が最後までサスペンス要素としてあります。

ただし、事件が起きるまでがダラダラしていたり、途中の展開の仕方もキャラが多くて色々と脱線しているのが難点。2時間20分は正直長い。

特にヴェラファーミガの役とか男の3兄弟でムサいから出しましたって感じ。
だったら最初から妹と2人兄妹の設定にしておけと。
これで1時間45分くらいにできるよ。

と、、、文句は言いましたが心に残るとても良い映画でした。
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