冷戦を題材にしたスパイ映画だが、古臭さは全く感じず、逆に現代チックに感じた一作。
ブリッジ・オブ・スパイを観たあとだったのだが、同じスパイ映画とは打って変わって系統が違う。
終始台詞の言い回しが面白い。ソロとクリヤキンがお互いに毒を吐きながら淡々とアクションをこなすのは中々シュールで笑った。
脚本もしっかりしていて、中だるみなく一気に見れました。
伏線とかも結構あるのだが、さらっと流れているのではなく、観客がそのポイントを見れるように上手く視線を誘導しているように思えた。
とにかく冷戦という暗いものを面白おかしく表現している一本だった。