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リトルプリンス 星の王子さまと私のrurのレビュー・感想・評価

3.9
見ながら強烈にリライトで映画プロデューサーが「Kick ass girl」の出るシナリオを書け、って言ってたことを強烈に思い出しました。何なの母娘ものって何か法則があるのってぐらい母親は間違った方向であれ娘思いなのな。メリダにしろこれにしろ。フラットな母親だったけどhomeもそう。そういうの出さないと企画が通らないんじゃないのかって勘繰ってしまうぐらい。それぐらいこの女の子、この話に必要? この女の子がいるだけでこれ、星の王子様じゃなくて、『モモ』だよ。ミヒャエル・エンデの。

星の王子様パートの絵の美しいこと美しいこと。それだけなら余裕で4点越えするんだけど、う、ううん。ほかはもう…合わないのひとこと。特に星の王子ミスタープリンスが3Dで子供化したときは場内ざわついたぐらいに違和感あったよ何でそうしちゃったの?!

現実パートの灰色なこと。おじいちゃんと一緒に見る風景の綺麗なこと楽しいこと。女の子のアサハカなこと。そして最終セグメントのダメ王子(この人そのものは大好きだし癒されたけれど)…終始、なんだそりゃ気分です。ていうか死にかけのじじいで涙成分稼ごうってのが気に食わない(ハンカチを握りしめながら) いるだけで切ないやんけ何で最後に死んでないのこの涙どうしてくれんの!
星の王子様のとこだけでええんちゃうん。まぁ星の王子様を知らないから本当のエンドが「蛇の誘惑に乗って自ら死を選んだことにより星空に帰ったみたいなエンド」「星にかえったけれど薔薇は枯れてました」「いつまでも薔薇となかよく暮らしました」どれなのかわかんなかったんだけどさぁ…
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