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リトルプリンス 星の王子さまと私のhalleのレビュー・感想・評価

5.0
星の王子様ミュージアムでサン=テグジュペリをめぐる旅をしたあの日から私の中の特別になった星の王子様。
まさか映画で、しかもこんなに素敵なストーリーで観れるなんてもう何て言葉が相応しいのか分からないレベルでほんとに最高。

星の王子様は完全に大人向けの絵本。
もともとは第二次世界大戦中にユダヤ人の親友におくったものだそう。
戦争映画や第二次世界大戦について探究心がある私にとってサン=テグジュペリの生涯もすごく興味深かったし、そんな彼が描いた星の王子様もすごく魅力的だった。

あの、ラピュタの名曲も星の王子様にインスパイアされて出来たんだとか。
出だしの歌詞から星の王子様を連想させる言葉が沢山あって、それを知ってからよりこの曲が好きになったり星の王子様は本当に私の世界を広げてくれてる。

キミには、全部の星が笑っているように見えるはずだよ。
いちばんたいせつなことは、目に見えない。
大切に想うこと、絆を結ぶということ。
離れていても星を見て僕を思い出して。
僕は僕のバラの為には死ねるけどここにあるバラの為には死ねない。絆がないから。

『地球には、111人の王様がいて、7000人の地理学者、90万人の仕事人間、750万人の呑み助、3億1100万人の自惚れ屋、そして46万2511人もの点燈夫がいた。そして合わせて20億人くらいの大人たちがいた。』


世界中で語り継がれてるってことにはちゃんと意味があるんだなと再確認。
大人にこそ見てほしい物語がこの作品を通してより多くの人により気軽に伝わることを願う。

本当に本当に本当に素敵な時間でした。
あと100万回は見たい。
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