ちゃんまー

フランシス・ハのちゃんまーのレビュー・感想・評価

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
4.9
めちゃくちゃ刺さった!!

27歳のフランシスはモダンダンサーで、親友ソフィーとルームシェアをして楽しく過ごす毎日を過ごす。

そんな中恋人から同居を迫られるも、ソフィーと暮らしているのを理由に断り、破局!
(ここでの選択は友達思いでもあるが、一般的な27歳の選択としてはどうなのか?まだ心では夢を追っている子供の選択として現れているのかな)

しかし、ソフィーが別の女の子と同居する選択をしたことで、レヴとベンジー男二人住むちょっといい部屋に引っ越すことに。

しかし、ダンスの選抜に選ばれず、仕事も減ったことでまたまた部屋から出ることに。
ダンス会社からは事務職の仕事を勧められるも、プレイヤーとしてやりたいと提案を断る。

親友のソフィーが彼氏とどんどん身を固めていくことに焦りも感じ、自分人生を見直すことに。

両親が住むカリフォルニアやフランスへ弾丸旅行にいったり(友達に会いに行ったのにも関わらず会えずじまいで時差ボケで一日寝たりと何もできずじまいで笑える)する。

とにかく不運が繋がったりして、とても惨めだがとにかくめげない彼女を見るととても清々しい。でもまだまだ子供なんだと思う。

そしてフランスから帰国してダンス会社から振り付け師の仕事をしないかと言われるも、「他に当てがある」と嘘をつき、会社を離れることに。

母校でバイトしながら臨時講師として働くことになり、寮生活をして27歳としてはきっと惨めだ。
そんな中親友のソフィーは婚約したりと大人の階段を登り続けている。

そんな、彼女も大人の階段を登ったのか、ある種「妥協」のような形かもしれないが、元のところで振付師として働くことに。

振付師として才能を開花させながら、独り立ちして新しい家に住むことになる。

彼女が大人になるまでの話だった。
誰しもが経験のあるまだ俺はなにかやれるかもしれないという気持ちから解放される物語だと思って今の僕にはドンズバで刺さりました。