フランシス・ハの作品情報・感想・評価・動画配信

フランシス・ハ2012年製作の映画)

frances ha

上映日:2014年09月13日

製作国:

上映時間:86分

3.7

あらすじ

「フランシス・ハ」に投稿された感想・評価

Morohashi

Morohashiの感想・評価

4.7
見ようとしないままに見ると、ものすごく退屈に思える映画になると思うけど、暗示される何かを見ようと思って見るとものすごく収穫の大きい映画。

主人公のフランシスは、かなり自分に正直で、変なところでプライドが高くて、必要なところで助けを求められない。
それにやけに衝動的な動きもする(突然パリに行ったり)ので、後にそのしわ寄せがやってきて苦労する。

こういう主人公の無計画さにイライラする人もいると思うけど、誰しもこういう経験はあるはず。

ただ多くの人はその経験から二度と同じ失敗をしないようにと回避行動をとり、結果無難な人生に収まる。

フランシスのしたことはバカなように見えて、実は人間の根源的な欲求をそのまま具現化したらどうなるのか?っていうロールモデルにもなっている。
結果、意外とどうにかなるもので、そういう意味で、私たちは私たちのやりたいことを恐れずにやってみると、思っていたのとは違う形で成功する可能性があることを示してくれる。
komo

komoの感想・評価

4.1
ダンサーの研究生であるフランシス(グレタ・ガーウィグ)は、信頼する親友のソフィー(ミッキー・サムナー)と同じ部屋で暮らしていた。
しかしそんな日常はある日を境に揺らぎ始める。ソフィーが夢のために家を出ることになったのだ。更にフランシスは恋人とも決別、ダンサーとしての夢にも危機が迫る。
不安定になったフランシスが辿る、選択と決断とは。



【こぼれ落ちたものがもたらしたもの】

フォローさせていただいている方がレビューにタイトルを付けていらっしゃるのを見ていいなぁと思い、今回から私もレビュータイトルを付けることにしました。笑
今回のタイトルは、本作のラストシーンを観て浮かんだものです。『フランシス・ハ』という不思議なタイトルの意味が明かされるシーン。
”自分の中から何かがこぼれ落ちる”ということは、決してマイナスなばかりではないのだ、と思わせてくれるラストシーンでした。

本作は2012年の作品ですが、全編通してモノクロです。
『シン・シティ』のように、所々差し色で演出されるのではと予測していたのですが…まったくそんなことはなく、最後までモノクロでした。

自身の夢につまづき、なおかつ自分の世界の半分と言っても良いくらいの存在であった親友に旅立たれてしまうフランシス。
自分以外の人間が転機を迎えている。ニューヨーク街並みはいつもと同じように機能している。しかし自分だけが静止した世界に取り残されているような感覚。
画面がモノクロであることにより、フランシスの焦燥や心の揺れ動きが際立ちます。
また、往年の映画演出へのリスペクトも感じられました。

同性の親友の存在は、時に恋人以上に自分を『特別』にしてくれます。
代名詞だけで伝わる会話や、唐突に始まる2人だけがルールを知っているゲーム。
それらは他の楽しみでは代わりが利かないこともあります。
それを失った時に必要なのは、それ以外に私を私だと証明してくれるもの。
フランシスの場合、彼女の元にいつまでも残り、力を与えてくれたのは彼女の”名前”だったんですね。

人間誰しも別れを経験するもの。
別れもあれば出逢いもある。確かにそうなのですが。
新たな出逢いに出逢う前に、『別れ』そのものにも大きな価値と愛おしさを見つけたいと思わせてくれる作品でした。
私からこぼれ落ちてゆくものも、私の一部。
aktk666

aktk666の感想・評価

4.5
非モテ?

変わり者?

だから何?

I am I.


うーん、何だこの脚本の巧みさ。
シーンごとで切り替わる主人公フランシスの底抜けの脱線感。

機嫌良ければ街中で踊り出し、逆なら酔って悪態ついて寝て起きたら新しいページです、ハイ!みたいな潔さ。強いようで脆い、かと思えば全く挫けない、でも甘えん坊。

あれ?好きかも。フランシスのこと😍

明らかに面倒くさい系女子ですが、観ているとどんどんフランシスにハマっている自分に気付く。

ラストシーンの彼女らしさに、つい微笑みが溢れる。そうか、このタイトルってそういうことね。

まだまだフランシスの人生は続く。先は見えないけれど、まだまだ完成していない。そんな風にも取れる。

あえてモノクロなのも、観客が自分で色を付けられる自由度を感じました。何故か時々カラフルに見える時もあって、あれ?ってなったり。

グレタ・ガーウィグを堪能するにも最良の作品!このあとの活躍がフランシスの未来を見ているような錯覚に落ち入ります。

なんだか不思議と元気が出る映画でした。オススメです。
むぅ

むぅの感想・評価

4.2
モノクロなのにフランシスの表情はなんてカラフル!
‘今までの私’を否定しないし、‘これからの私’を諦めない。‘今の私’を囲む人達を大切にするフランシスが何とも可愛い。
一生懸命でピュアで下手っぴ。
でも、廊下で泣いてる女の子の前に座り込んで「ここにいるね」って言えちゃうフランシスが好きだ。

ルームシェアしているソフィーとお互い別のことをしながらも会話が進んでいくあの感じが、なんとも良かった。
学生時代からの友達とのzoom飲みで、彼女はキッチンにパソコンを持っていって料理を始め、私に至っては勝手にコンビニに行く。
フランシスがソフィーの事を大好きなように、私も彼女が大好きなんだと改めて。

きっと誰もが自分のフランシスな所を見つけちゃうんだろう。
Kazu

Kazuの感想・評価

5.0
きゃぁ〜これ好き〜
この作品、ぜんぜん知らなくてフォロワーさんありがとう〜❣️

グレタ・ガーウィグほんまに可愛い方ですね、こんな友達私は好きです(フランシスと
私の中で完全に同一化してる)
サクラメントの実家、レディーバードでの舞台だった、険悪な母とパーティに着て行くワンピースを買いに行った場面、フランシスでも同じ場面が^_^
たまに帰る実家って良いんだよね(だけど、ずっといたくない)
モノクロな柔らかい作品で良かったけど、実家の赤いまな板、緑のバレリーナがグレーだったので残念。

グレタって普段から可愛い方見たい^_^
シアーシャがインタビューで爆笑しながら話してたのを思い出す。
大きな口開けていっぱい食べる!
転び方が面白いと 笑笑

豪快でずっと一緒にいてたら疲れるかも知れないけど、頼もしい、かわいい、素直で、嘘が無い、確かに歩き方^_^

アダム・ドライバー…食事おごってもらっても、君とは寝ないよ!(爆笑🤣)
走り方も面白い💦
懐かしいデビッドボウイ♬

個人的には、ソフィーのブログ、
東京に着きました〜の字幕と写真が、奈良の東大寺大仏殿だったのに笑った^_^

なんだかほっこりする素敵な作品、
フランシス・ハ?の意味も彼女のすべてがあのラストで表現されていて
好きです❣️
log

logの感想・評価

3.0
うだつがあがらない、空気も読めない、ちょっと幼稚でガサツで、でも大親友も得ていて、マイペースに生きる27歳の話。
フランシス、ハ!
色々と象徴的にまとめた名ラストなんだけど、お前やっぱ雑だな!と笑ってしまった
章?の切り替わりが印象的で音楽も好きだった。
印象的なシーンはダンス事務所の先生に「事務職やらない?ダンサーじゃアナタは無理よ。」と言われて、「他のオファーがあるから。」と強がってるシーン。芯が図太くまっすぐ夢を追いかける女性主人公です。夢をおいかけ、その夢の着地点を見つけるまでの物語っていうふうに見ました。
fromfm

fromfmの感想・評価

3.0
自分と他人では人生で流れる時間が違うのだと、一緒に笑っていても起きるイベントは人それぞれなのだと本当に実感したのはそういえば27歳だったかもしれない。そのような気がしてくる、この映画を見ていると。
フランシスのようにちぐはぐで少し情けなくてとても心配、そんな姿が自分と重なってみえる人ほど、物語の最後のささやかなサプライズが嬉しいんだと思う。フランシスの(そしてフランシスに共感する全ての人の)明日に幸あれ。
木蘭

木蘭の感想・評価

3.5
これが大人になるってことだとしたら一生なりたくない!なんて思うけど、わかってるよ!
でも、そう、納得できる居場所を手に入れたフランシスが、いま羨ましいな。

リアルで、全然ロマンチックじゃないのに、やっぱり良い。
人生ってきっとみつめれば、いいようにできてるのかもな〜
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