うま

フランシス・ハのうまのレビュー・感想・評価

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
4.5

音楽がおもしろい、効果音みたいな使い方、感情の抑揚がすごい、どっひゃーて感じ、目まぐるしくコロコロ変わってて多感な女って感じして好きだった

色がない分、背景に気がいかなくて、シンプルに心情とかの方に向いてて好きだった!!!


フランシスの素直になれない、見栄っ張りで弱音はけないところが辛い、お金で動けなくなってしまうのがしんどかった、家賃まじで考えたくないよなあ、それがあるだけで生活が義務になって一気に疲れる


まだ27歳って言い聞かせても焦りがあるようなのも辛い、まだ何者でもない事に焦る、人と比べないようになんてできなさすぎるよなぁ、

最後、ちゃんと働いて色々夢と現実と折り合いをつけてて、大人になったんだなぁって。色んな人が観に来てくれてて最終回感。ダンスもいろんな人が交差したり影響し合ってるように見えて、フランシスが俯瞰で見れるようになっちゃったのかなって、なんか急にフランシスも遠くに行っちゃった気がして寂しくて、私がちょっとイラッとして足引っ張ろうとしちゃった


フランシスは人から見たら人をかき乱すタイプだろうけど、実際すごく気にしいで、鏡見ちゃうのもそうだし、相手の答えの1個先を見て会話していそうだからめちゃくちゃ疲れそうって思ってた、自分の好きなことしているようで実は周りの思うように動かされちゃってる気がする、

バレエはその表れなのかな、人に踊らされてるのは上手くいかなかったかもしれないけど、最後ひとに指導する側に回ったのは自分でちゃんと選んで動けるようになったのかなとか考えちゃった




親友の、友情と好きって気持ちと、なんか嫌いな気持ちと、心底幸せになってくれと思う気持ちと、嫉妬みたいな気持ち、自分と同じタイミングで落ちたり上がったりして欲しい気持ちと、恋愛しちゃう寂しさと、あと親友の恋人ってどこかいけ好かない気がしちゃったり、普通に恋心なのか分からなくなってセックスしたい気持ちは全くないけどもうレズでもなんでもいいからこのまま2人で生きていきたい気持ちと入り交じってる感じがすごく鮮明


そんでもって、やっぱ結婚ってそんななあなあで妥協してっちゃうもんなのかなぁ、あんなヤケな感じだったけどどうなの、幸せなのかな、自分の親友があの結婚の仕方されたら全然祝いきれない、それでいいの??!ってなる、自分と居た方があんた笑って老後迎えられない?!ってなる、考えさせられますよね結婚と、27だと出産も余計にリアル、ひい


外国文化とか、言葉の壁あるから壁隔てちゃってて作品のニュアンス伝わってないところが多々あると思うのが悔しい、でもおかげで作品として面白く消化できてる、これが日本の自分の感覚に綺麗に落とし込めてたら動けなくなってしまう

分からなかった所↓
友人?とパーティみたいなのして、フランシスが喋るとちょっとあれ??みたいな感じになるけどみんな優しく接してくれてて、私だったらここ合わないな所在ない、距離とってしばらく会わないな〜とか思って観てたけど、その後パリの家行ってもいい?みたいな流れがあって、あそこで分からなくなった、お世辞を真に受けてて誘った側も困惑してた??それともそういうもの??
うま

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