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フランシス・ハのpontsukoのレビュー・感想・評価

フランシス・ハ(2012年製作の映画)
3.7
モノクロ映画。主人公のフランシスがけっこう不器用。まわりが見えてないタイプ。いわゆる美人でもなく背が高くて大柄。ブリジットジョーンズを思い出した。
ダンサー志望27歳。彼氏と別れ、親友のソフィーと同居解消、ダンスの仕事がなくなって、やぶれかぶれなフランシス。理想の自分には程遠いけど、現実と折り合いをつけつつ、より良く生きようとしている。終わり方は爽やか。綺麗事でもない。
フランシスは引っ越したり旅したりするのでいくつかの街が描かれるのも楽しい。ニューヨークを引っ越し、実家のサクラメントの広々とした住宅街、パリ弾丸旅行、出身大学がある森のある町。
一時期ルームメイトになる、脚本家志望のベンジーの存在があたたかい。実家の両親や親戚も古き良きアメリカ、あたたかい。
「パーティー会場の隅と隅で目を合わせる関係」確かにそれって本物かも。
超美人も超イケメンも出てこない、珍しい映画。
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