ゆず

欲望のゆずのレビュー・感想・評価

欲望(2005年製作の映画)
3.0
R-18指定の映画なんだけどどういうわけか地上波録画で鑑賞。
男女の濃密な情事と切ない純愛が描かれる。

妻子持ちの男と不倫中の独身女性、年の離れた資産家と結婚しセックスレスに悩んでいる女、事故がきっかけで不能となった男。
元は同級生だった3人の奇妙な三角関係。
愛欲に塗れていた女が真の愛情に目覚める話でもあったのだろうか?

恥ずかしながらヒロイン・類子役の板谷由夏を知らなかった。顔を見たことあるような気がするけど名前が出てこず。
他の主要なキャストは全員知ってるのでもどかしかった。彼女が脱ぐたびに誰なのか気になってしょうがない。

全体的な演出だと思うけどなんとなく芝居っぽい喋り方をみんなする。その最たるものが村上淳。
仕事は肉体労働でありながら、本の虫で、知性に溢れるというギャップが面白い。世俗的な男性とは違う雰囲気を纏った高尚な存在感を放っていた。
彼が読んでいたのが三島由紀夫の本で、これがラストに重要な役割を与えられているので三島由紀夫読んでた方が良かった。
というか、むしろ読んでないと何言ってるのかわかんないレベル…。←読んでない

(あと村上淳が自分の腰をパンパン殴るのを見て「あっ、カイロ・レン…」って思ってしまったなんてあまりにも映画の内容とかけ離れていて書いても良いのかちょっと悩む)
ゆず

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