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アントマンのcarochanのレビュー・感想・評価

アントマン(2015年製作の映画)
2.0
1月24日
メモ
・『ホットファズ』のエドガーライトありきで企画が進行していたがキャストも決まった段階で監督を電撃降板、ペイトン・リードが引継いでいる。
・原作コミックスの設定から大きくアレンジされているが、キャラクター自体は従来ファンのイメージ通りで高感度大
・スコット・ラングは、仕事や生活で問題(養育費が払えない等)を抱えている40代前後の男性。
・超人的なパワーはなく、アントマンスーツがないとただの凡人という点がターゲットの共感を最も得るポイントとなっている
・最終決戦の場所が子供部屋であること(オリジナル脚本の段階から決まっていた)はこれまでのヒーローものにはなかった斬新なアイディア。機関車トーマスのシーンも面白い。スコット・ラングによるアントマンを象徴しているようにも思える。
・コメディ要素が本作の特徴となっており、当初数シーンのみ登場する予定だったマイケル・ペーニャが最終的に最も印象に残る脇役に仕上がっている。

・その他
他のマーベルヒーローは「いやそれ無理でしょ、あり得ないでしょ」という設定やストーリーを「いや、でもこの映画ならあり得るのかも・・」と思わせてくれる不思議なパワーがある。でもアントマンではそうは思えなかった。ハンク・ピム(マイケル・ダグラス)時代の1代目アントマンや、スコット・ラングが2代目として選ばれた理由がどうも稚拙に感じられる。もう少し具体的に、「あり得る」と思わせてくれる演出で描いて欲しかった。
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