家庭、アル中、破産、戦争、死別、、、様々に離散する要素を見事に対照的に結んでよくここまでおさめた......美しい。
思春期に両親の離婚をきっかけに全く別の人生を歩んできた兄弟が同じ目標に向かって奮闘する。
トムハーディがロッキーに見えてしまったのは私だけ？
もともと授かった才能を持つ弟は持ち前の力でいとも簡単に進んで行く。それはまさに兄が見てきたトミーそのものだったが、物語が進むにつれてトミーはそれまで人知れない苦労があったことが明らかになる。
兄ブレンダンはそれまでの人生のように辛抱強く耐え抜き、勝ち進む。
試合前の緊張感は観ている私にも伝わり鼓動が激しくなる。。。こわいよなぁ、そりゃあ。勝ち進んだことの無い人は。
最後は兄弟の泥沼試合。観てられない。戦いとは何なのか、すごく考える。最後の「愛してる」の一言でタップした時は涙が止まらなかった。
また観たい。
