気の弱い青年クリス(アダム・ブロディ)が勤める会社で、無人島でのサバイバル研修を行うことになった。指導員のストーム(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)に連れられて無人島へ辿り着いたクリスたち社員だったが、研修期間中、飛行機のパイロットは死亡し、ストームもトラに襲われて行方不明になった。社員たちがパニックになる中、陰険でリーダーシップをとりたがるフィル(ロブ・ヒューベル)の暴走によって事態は思わぬ方向へ進んでいく。
主人公の青年クリスを含め、登場人物のほぼ全員がお笑い要員のコメディとなっていて、ヴァン・ダムも脇役のお笑い要員として活躍します(アクションはほぼ無いです)。
真面目にストーリーを語るのが馬鹿馬鹿しいぐらい、とんでもない方向に話が進んでいき、フィルが無人島の神になる展開は笑うしかありませんでした。クリスはボーイスカウトの経験から真面目で極めて適切な行動をとっているのですが、フィルを中心としたお馬鹿社員たちの暴走ぶりが目立ってしまい、キャラクターが埋もれてしまった気がします。
ヴァン・ダムも役に立つのか分からない研修を社員たちに課すのですが、明らかに不自然な虎の乱入でヴァン・ダムが消えてしまって笑いました。
ふざけた展開の連続ですが綺麗に終わっていて面白かったと思います。
鑑賞日:2023年1月4日
鑑賞方法:BS/CS BS日テレ