狂った人生を送った天才モーツァルトと、天才に人生を狂わされた秀才サリエリのお話。
全編通してサリエリ目線で描かれています。
自堕落な生活を送るモーツァルト。
作曲になると何かに取り憑かれたかのように書き上げる。
私生活の部分と作曲やオペラの音楽シーンではまるで別人の様です。
モーツァルトの奇人っぷりが丁寧に描かれています。
サリエリは、宮廷音楽家として絶対的な地位にいた。しかし、モーツァルトの登場によりその地位を揺るがされることに。
サリエリは年も重ねており、音楽は保守的。私生活もまじめ一辺倒。
対するモーツァルトは若く、新鮮さを取り入れた音楽を作る。私生活は自堕落だが綺麗な妻も友達も多くいて華やか。
サリエリは嫉妬に狂い、復讐を始めます、、。
最後のシーンでは、お互いの音楽家としての部分で通い合ったのが垣間見え切ない気持ちになりました。
3時間弱ある作品ですが、引き込まれあっという間でした!
満足!