長田紀生オールナイトというとんでもないイベントで、司会にモルモット吉田を据えたこれまたとんでもないメンツがトークショーをし、ベトナムビールが無料でのみ放題というとんでもない１日。こんなにも躍動感のある熱い生命力を映画から感じたのは久しぶりです。ベトナム戦争の最末期である1974年、ベトナムという地で、あえて政治的な風刺はせず、完璧なエンターテイメント作品をつくりあげている！しかしそこにある最後までエンターテイメント作として作り上げた監督の意図は、観客はしっかりと見ていかなければならない。
当時は様々な理由から公開ができず、長田監督自身が見失ってしまったフィルムが、フィルムセンターから発見された。損傷が激しく、死んでしまったかと思われたが、現代技術によってデジタル処理化をされ、今、わたしたちの前にあらわれている。感慨深いものである。トークショーはとにかく充実していた。長田監督自身のこの映画に対する愛情が潔くて感動。是非、パート2をつくってほしいです。@テアトル新宿。
