るう

美しいひとのるうのネタバレレビュー・内容・結末

美しいひと(2013年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

原爆を生き延びた人たちのほとんどは今高齢者。監督さんはアラフォーで、私も同世代。原爆や戦争について教室で習ってきた世代。「今訊かねば、会わねば、撮らねば!」という思い、大変共感します。また、被爆した人が、どのような影響にさらされ、どんな人生を送ってきたのか?という視点で、3つの国の方にインタビューしているが、韓国のような隣国にいる被爆者の方たちのケアが長い間十分でなかったことは、とても辛い現実だ。体験者の息子さんが「お父さんが今生きている、そのことが素晴らしいことなんですよ」というシーンが一番好き。この点数は、過去に他の映画で似た内容のインタビューを観ていて既出感が否めない為。でもきっと少ないであろう素材でこれだけまとめていて、取材対象への優しさやユーモアも感じられて、いい映画だと思う。
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