『トワイライト』シリーズで美少年バンパイアを演じたロバート・パティンソン、久しぶりに見ました。
劇場での鑑賞を迷った際にIMDbで6.4と、そこそこの評価を目にして公開2日目に鑑賞。結果…期待しすぎ。残念!
経済が破綻により世界が崩壊し、無法地帯と化したオーストラリアが舞台。否応にも『マッドマックス』が連想される。が、テイストは全く異なる。
ガイ・ピアース演じる主人公エリックの自家用車が、3人組の強盗団に盗まれる。エリックは自家用車への異常な執着を見せ、執拗に強盗団を追う。道すがら、協力を求めた相手から不必要な質問を繰り返されただけでためらいなく射殺するエリック。異常な世界を生き延びたとは言え、なかなか主人公に感情移入できないまま物語はノロノロと進む。
エリックが最後にとる行動に、自家用車奪還に執着した理由と、エリックの人間らしさが垣間見える。が、これを救いとみるのか「え、これだけのこと?」と唖然としてしまうかは大きくふたつに分かれそうなところ。後者だった私は冷徹なのだろうか。
そういえば、主人公がガイ・ピアースだということに気づいたのはエンドロールで名前を見て。それくらい、むさいオッサンの演技だった。