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レフト・トゥ・ダイ/悪夢のバカンスのKAZUのレビュー・感想・評価

3.1
世界まる見え!テレビ特捜部の2時間スペシャルみたいな映画。エクアドルにバカンスしに行った熟年カポーが出国時にコカイン密輸の濡れ衣を着せられて拘束されて刑務所に入れられて…という実話に基づくお話。

そりゃ怖いですよ、こんな理不尽なシチュエーションが自分の身に降りかかったら。刑務所の環境も劣悪だし一緒に捕まった彼氏は3万ドルごときの端金のために彼女を裏切るクソみたいな奴だし。

それにしたってなんだこの映画のクオリティは。オリジナルとなった事件の筋が良いのに(とか言うと不謹慎ですが)、なんも心に響かない。ドキドキもハラハラもない。最後にご本人(と救出に奮闘した娘さん)が登場してもなお、胸を打つ何かが足りないって酷いなこれは。

中盤までのテンポの良さだけが光る(いやむしろ無理矢理にでもなにか伏線でもこさえて張っとけや的な)作品なのでした。
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