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デカメロンのsacchinnのレビュー・感想・評価

デカメロン(1970年製作の映画)
4.3
中世イタリアの真っ青な空の下、真っ直ぐに貪欲で、真っ直ぐに淫奔で、お下劣で、蒙昧で、猥雑で、嘘吐きで、ずる賢くて、歯並びめちゃくちゃで、そんな人間たちの真っ直ぐな営み。生命のエネルギーを感じる!
最後のエピソードで、弟の嫁とやりすぎて腎虚かなんかで死ぬ男の名前がティンゴチオで、なんかわろた。
『奇跡の丘』が“聖”なら、これは“俗”の方に真っ直ぐな作品で、パゾリーニ という人は、とにかく真っ直ぐな作品を作る人だな、という印象。
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