茱萸

ショート・タームの茱萸のネタバレレビュー・内容・結末

ショート・ターム(2013年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

個人的に少なからず自分を重ねてしまう話で泣きながら見た。
深い傷がある親子間を描いた、同じデスティン・ダニエル・クレットンの『ガラスの城の約束』はあまりにも私のパーソナルな部分に入りすぎてもう今後二度と見(れ)ることはないだろうな…と思うほど本当にただただしんどかったので、本作も少し身構えてたけど、子供の目線ではなくその子供たちと一緒に悩みながらサポートする大人を主人公に、且つただ“心優しい面倒見のいい大人”っていうのではなく綺麗事に収めていないところが自分の琴線に触れた。
痛みを知ってるからこそ手を差し伸べることもできるし傷を癒し合うこともできるのだと、苦しみをそっと包み込んでくれるような映画。
迷いながら、時には闘いながら前に進もうとするグレイスがとても良くて、ブリー・ラーソンの繊細な演技に感情揺さぶられる。
ラミ・マレックや子供たちもよかった。
茱萸

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