Karen

ショート・タームのKarenのレビュー・感想・評価

ショート・ターム(2013年製作の映画)
4.5
2014.11.20 TOHOシネマズ梅田
グレイスのあのなにがあっても動揺しないような芯の強さは、施設のスタッフと子ども達からも絶対的な信頼を得ていて、それはきっと彼女自身が求めていた「大人」っていう理想像だったのではないかなあ、と。その裏はとてももろいものなのだけど。彼女も施設の子どもたちとなんら変わらないのである。
大人、特に親って子どもにとって絶対的ななにかがあるって信じてて、わたしの場合は母親にそういう感情があるんだけど、結局ひとりの人間なんだなってことにわたし自身が成長するにつれて気づいてきた。それに気づいたとき、なぜかとても絶望的な気持ちになったことを思い出した、なんとなく。

とても良作だと思う。
Karen

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