このレビューはネタバレを含みます
「どんなことでも受け止めるよ」
これは、心からそう思って
言葉として、行動として渡すのは
すごくむずかしいことだ。
というのが、彼らをみて1番に思いうかんだ言葉。
服に滲んでいく、
いつもより痛そうで黒い血をみて考えたこと。
いつかまた、サメが襲ってくるかもしれない恐怖の淵を歩いて過ごす日々というものは、
そばにいる人やその幸せをにじませてしまうのだとおもう。
うーん、なんて言えばいいのかわからない。けど、ラッパーの彼が言うように、
なにも言わなくてもいいのかもしれない。
喚きながらも、転けて血が滲んでも、
嘘をつきながらも、忘れられない真っ黒な海が記憶の片隅にあったとしても、
それが自分だという事実を確かめて
生きられたらいいなぁとおもった。
生きるのは、傷つくことなのでねぇ。