とてもよかった。
施設にいる子どもたちだけじゃなく、職員の一人一人もまた何かを背負っていて、施設がただ居心地のいい楽園として描かれるのではなく、お互いの関係性は常に緊張感を孕んでいる、みんなギリギリのところで生きている、そんな雰囲気がビシバシ伝わってきた。
「傷が癒える」なんてのは多分嘘で、癒えることはないんだろうな。いつまで経っても付き纏うし、死ぬまで自分の影となってしまう。それでも、それらと対峙して言葉を与えることができて初めて、違う形に昇華して一歩進めるのかな…と考えたりもした。
“The day will come” と照らし合わせて、教育のあり方を考えさせられた。
終わり方すき。
あれが施設の日常として、作品の中の出来事も何度も起こってるんだろうな〜、と日常のループ感が伝わってきた。ループしてるようでも、少しずつ違うところを進んでるのかも。