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PAN ネバーランド、夢のはじまりのTELAのレビュー・感想・評価

4.5
所有。視聴1回。吹替あり。
ファンタジー。アクション。

【ジャケット裏のあらすじ】
反抗的な12歳の少年ピーター(リーヴァイ・ミラー)は、ロンドンの陰気な孤児院でこれまでずっと暮らしてきた。ある夜、ピーターはネバーランドへと連れ去られ、想像を絶する世界と巡りあう。彼はそこで大冒険を繰り広げながら、生き別れた母親の秘密を探り出そうとする。女戦士タイガー・リリー(ルーニー・マーラ)や新たな友人フック(ギャレット・ヘドランド)とともに、はたしてピーターは冷酷な海賊“黒ひげ”(ヒュー・ジャックマン)を倒してネバーランドを危機から救い、本当の自分の運命を見いだせるなのか。

【感想】
どーなってんだ!この豪華キャスト!!
と思って鑑賞しましたが、序盤正直挫折しそうになりました。派手なCGを畳み掛けてくるのですが、それが気をてらい過ぎていて、何だかよく分からない。物語も全然進行しない、、、。
やっぱり評判通りか、、、と思い始めた頃、ルーニーマーラさんが登場すると、途端に面白くなってきます。
フックが喋っている途中で、リリーにワンパン食らったり、ベタですがウケたww
とにかく周りに相手にされていない感じのフックですが、「お前が救世主かどうかは分からない。分かっているのは、お前が救世主じゃなくても、ただお前ってだけで十分だって事だ」と、ピーターをさとすシーンはカッコ良かった。それからベタ過ぎる再登場もww
ラストはなぜかひたすら、ルーニーマーラさんのアクション。
結構泣かせるシーンもあったりして、楽しめました。
少なくとも原作のピーターパンよりは全然面白いです。
原作にピーターとフックが元親友だったという設定はないので、この物語は前日譚ではなく、別の物語ととらえる事にします。
もし前日譚だとするとそれは余りにも悲し過ぎる。絶対やめてくれ!
興行収入が赤字になったので、続編が作られなかったのですが、これは続編が作らなくて嬉しかった数少ない映画の一つになりました。
続編でぶち壊しにする映画って結構多いですよね。『ターミネーター3』とか『ボーンスプレマシー』とか。

フックの言葉に自分自身も勇気付けられたので、そこだけでも私にとって、この映画は価値があります。なので★4.5
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