ころころ

PAN ネバーランド、夢のはじまりのころころのネタバレレビュー・内容・結末

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ディズニーのピーターパンを1とするなら、今作は0、つまり正しく「夢のはじまり」。

ピーターがまだ飛べない頃、
フック船長に腕があってピーターと仲良し、
ピーターに”パン”という名が加わる、
誰もが知っている”あの”ピーターパンになる前の、素敵で不思議でハチャメチャなお話。
ピーターパンが好きで、ごりごりのファンタジーが好きな童心を持つ人なら絶対に好きだと思う!笑


いやあ、個人的には相当よかった!
ゼロとしてのストーリーもよかったし、ピーターが失読症なのかと思いきや妖精の字は読めるのはハーフだったからとか、先住民の死の表現がカラフルな煙とか、設定演出も素敵だと思う。
キャストも豪華だし。

びっくりしたのは黒ひげが登場するシーンでの歌がニルヴァーナだったこと!
そんでもって、それを顔色も役柄も悪〜いヒュージャックマンが歌ってカッコよすぎ!
鳥肌ぶわーなった笑

腕のある善人のフックとタイガーリリーが惹かれ合ってるのに生き方にジレンマを感じて衝突するのも微笑ましい。
と言うかフックは善人だけど喋り方はもう”フック船長”のソレね!そこがニヤニヤしてしまった。
タイガーリリーに関してはルーニーのおかげで美しくて勇ましく仕上がってたけど、せめて髪を赤毛か黒にしてほしかったかな…ストーリーゼロなのに彼女だけ大人過ぎる。

あと最後の2人の親友だよねって会話は入れなくても良かった気もするけど、ディズニーに繋げるなら必要なんでしょう。

冒頭の「昨日の友は今日の敵」がしっかり頭に入っていれば、すべてが納得できると思う。
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