6才のボクが、大人になるまで。のいーみーのレビュー・感想・評価

少年の6歳から18歳の12年間をおった作品。12年間の切り取り方が素晴らしい。ずっと息子の成長を見守っているうちにすっかり母の気持ちになり、息子の旅立ちの日は完全に感情移入し涙してしまった。

1人暮らしをするわたしを車で京都に送ってくれた両親。どんな気持ちだったんだろう。

絶望した時、歯を食いしばって耐えた時、人知れず泣いた時、幸せな瞬間、大笑いしたとき。一瞬一瞬が積みあがって12年の年月になる。つらかった1日もきっと思い出の1ページに収まるんだな。