「同じ俳優陣が12年間家族を演じた」という手法に大きな期待を持って鑑賞しました。
主役メイソンJr.を取り巻く環境や、その時代の音楽や文化などがちょこちょこ挟まれて想像し易いのと対照的に
メイソンが、それらを受けてどう思い、変化しているのかが(思ったより)イメージしにくかったです。
メイソンのキャラクター設定が「あまり感情を口にしない」だからなのか。
そういう意味ではグッとこなかった。後味、軽めの作品。
この映画の中で印象的だったのが、同じ俳優が12年間を演じる…という手法ならではの「家族を見つめる優しい眼差し」
お互いの苦楽を分かち合うことで育まれる、あの目線はこの作品の大きな魅力です。