ちとバカな自分には難しかった映画です。
数回見てナンボなものかもしれないです。
ストーリーは大学の歴史講師が勧められて見た映画に自分とまったく瓜二つの男が出演してるのを見つけ、彼へと迫っていく…。というもの。
あらすじだけ見るとそれこそその通りアイデンティティの危機をミステリー仕立てにした作品で、途中までそうだと思ってました。
もしくは、クローン系の話かな?と少しSFが混じってるのかなとも思ったけど、また違いました。
特に大きな危機や事件もないまま話は進み、ラストはよく分からない感じで終わりました。難しすぎる…。
で、よく分からなかったのでレビューを見たり、解説を読んだりした結果、この映画の見え方がガラリと変わって、2回目はめちゃ面白いやんけ…となりました。
でも、結局のところは人それぞれに解釈を委ねている感じで正解は無さそうです。
多分多くの人が受け取っている解釈が自分的にもスッキリしました。
アダムとアンソニーはどちらも同一人物でクローンとかではなく、同じ体を共有する別々の人格。どちらが主人格かという問題が、オリジナルかダブルかということに発展はしますが、決してクローンとか宇宙人とかそういう類では無さそうです。
そう言われてみれば…、と二度目の鑑賞後は細かい部分を意識しながら見てると面白い映画でした!
これは最低限の解説に留めて自分なりの解釈を探すのが楽しい映画だと思います!
シークレット・ウィンドウやシャッターアイランドのような感じの多重人格モノを想像して見ない方がいいです!