コンナオトナノオンナノコのKYのレビュー・感想・評価

冨永昌敬監督作。『パビリオン山椒魚』が意味不明だったけど、一応別の作品も見てみようと見て面白かった記憶がある。

キャリアウーマンは子育てする主婦の幸せに憧れ、主婦は好きな事をするキャリアウーマンに憧れる。しかしお互いに自分の方が幸せだと信じ込もうとするという話。

07年公開の映画だが今現在SNSで起きていることを早い段階から表現してて、それこそ今なら連続ドラマでも成立しうるモチーフとストーリー展開に、監督の妄想狂気の演出や言葉を小演劇的に重ねたり工夫があって丁度良い塩梅だった。