あやこす

日々ロックのあやこすのレビュー・感想・評価

日々ロック(2014年製作の映画)
3.0
CDを無料配布するライブのシーンとクライマックスはぐっと来た。どの登場人物もキャラが際立っていて愛らしさがあった。好きなシーンもいくつかあったし、車に乗せてもらう一連のくだりは何度も笑わせてもらった。

が、ストーリーの中のそれぞれのくだりとかは分かったけど全体として濃さが足りないかなーって思ったし、そもそも日々沼のキャラ設定はやりすぎではないだろうか。いわゆる「ロックな人」って普段もゼーハーして猫背で目ひんむいてるの?演奏する時にそうなるのは分かったし必死さを出したかったんだろうけど、ちょっと別の方向に行ってしまっている感じがした。

ただ、野村周平の演技力は凄かった。そもそものキャラ設定に疑問はあるけど、どういうキャラ設定であれそれを体現しきっていたので、彼の他の出演作にも興味がわいた。だからこそキャラ設定に疑問を持てたのかなとも思うし。
二階堂ふみに関しては言うことないです。本当にライブやったらあの位人集まりそう。どんな役でも自分のものにしているなあと思った。
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