山谷怜

日々ロックの山谷怜のレビュー・感想・評価

日々ロック(2014年製作の映画)
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予告編がピーク。あのフラフラ演技はやめた方がいいと思った。でも意外と身体は引き締まってる。
この内容ならテンポを早くして上演時間をもっとギュッと短くした方がいい。退屈に感じる。
二階堂ふみは演技とかよりダンスのキレが一番気になった。Perfumeのダンスが見慣れてる人が見ると残念で仕方ない。あとあんま咲がロックじゃなかった。
酒飲む時はもう少しガブガブして欲しいかな。煙草イコールロックって訳ではないけど、煙草吸うだけで印象違うよなぁって思いながら見てた。アイドルの時と呑んだくれてる時のギャップが薄い。予告とかフライヤーでネタバレしてるのもあるけど「この人破天荒な女なんだな。」っていう目で既に見てるから瓶で殴るシーンもそうだし、それ以降の言動も想定通りで何とも思わない。アイドル演技が出来なかったのかな。
咲のMVとかライブシーンは割と見せ場の筈だけど、ダンスのクオリティが結局本番まで上がらなかったからあれしか使いませんでした感がある。バックダンサーつけたらいいのに。ダンスレッスンのシーンで他の子踊ってたのに使わないんだなと思った。あのライブじゃ盛り上がれない。

原作は知らないけど個人的に最後のシーンはひよこ食って終わるんじゃなくて、何かしらロックな事して死んでほしいと思った。最後はただの死にそうな女の子って。どっちにもか弱い女の子でもないロック馬鹿でもない、どっちにも振り切れてないシーンだった。咲が死ぬ前に良い顔してフェードアウトって。笑
ベースの男は少しだけよかった気がする。
予告編で気になってた歌は本編では出ないんだと少しガッカリした。


歌ってる時の客のノリが嘘。どの映画でも言えるけど(日本人だから特に日本の映画は気になる)エキストラとか名前のない役とかお客とかでも映像の中に入るなら一人一人ちゃんとやってほしい。それだけで映画の評価は上がるし、寧ろそういう所まで気を配れてる映画はそれだけで嬉しくなったりニヤッとしたりする。蛭子さんは良かったな。そのままで。
山谷怜

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