ねこ

肉のねこのネタバレレビュー・内容・結末

(2013年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

題名の通りカニバリズムのお話なんですが、そうと分かるまで、分かってからのテンポの悪さが目立つ。話の先が読めてしまうのでもうひとひねりないとしんどい。音楽の使い方が下手。前半の厳かな静かな雰囲気のままならまだ良かったのに、事実に気付いた第三者の存在で秘密がどんどん明るみに出る後半のチープなBGMがひどい。いっそ無い方がよい。エンディングの陽気な音楽も狙いすぎてて白ける。弟は唯一無垢な存在として描かれていて、ただ事実を知らない、理解できない存在であり、姉妹が弟を大事に思うのは分かる。だからといって儀式のブレーキになるかというとそうでもなく、事実を意図せず明らかにするでもない。おばさんの指を思わず噛んでしまうところで人肉食が遺伝している暗喩にはなってるけど、そこまで印象的にする訳でもなく…それなら弟というサイドストーリーはなくしてしまって、姉妹のストーリーを深く描いた方が良い。妹の髪型の変化の意味…?姉のセックスの意味…?あと邦題がダサい。もっとなんかあったやろと思うし、題名でネタバレしてる。
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