すべての女性には是非見てもらいたいし、男性にも勿論見てもらいたい！すっと綺麗な涙が心を洗い流してくれます。主演のシュリデヴィさんが本当に美しい。吸い込まれそうな大きな綺麗な瞳で、料理がとっても上手な可愛いママを演じています。これで撮影時49歳とは思えない。英語が苦手で家族にも半ば馬鹿にされてるような彼女が、姪の結婚式のためにNYに行くことになり、そこでこっそり英語教室に通って…っていう話。最後のシーンでは涙が流れに流れました。誰でも人間は、人からrespectされたいもので、相手に敬意を払うこと、それが家族でも友達でも、年下でも、立場が違くても、それって必要なことなんだなあととても感じました。特にインドだと女の人はまだまだ男の人と平等ではないし、監督も女性だし、ある種の女性の権利の主張(ちょっとおおげさ笑)をしてるようにも感じました。人間だれでも自分がマジョリティ(これでいうと英語が喋れる人)だと強気になるし、そこには必ずマイノリティがいて、その人たちが弱者になってしまうっていう社会がある。1度は誰でもマイノリティになってその気持ち味わうべきだよ。さておき映画は笑いどころもたくさんあって声だして笑ってしまいました。飛行機のシーンとか、姪っ子と騒いでる時とか！ボリウッドらしく音楽もあるし、NY到着してすぐのシーンでは楽しくてずーっとにやにやしてしまいました。派手で音楽とダンス満載のいわゆるボリウッド映画とはちょっと違うけど、笑いあり、涙あり、ロマンスありっていう、全部あり！みたいなところははずしてなくてさすが。見た後、とても清々しい気持ちになりました。彼女の美しいサリー姿も見もの！
