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一条さゆり 濡れた欲情のtakamaruのレビュー・感想・評価

一条さゆり 濡れた欲情(1972年製作の映画)
4.2
任侠モノ、渡世モノのやくざ映画を書くことに飽きていた笠原和夫が、次のやくざ映画をどう仕上げるか迷っていたとき、ふと入った映画館で、伊佐山ひろ子、白石和子、一条さゆりが生々しい裸の体当たり演技をしている姿を見て、人と人との関係をドキュメンタリーのように描く実録モノというインスピレーションを与えられたことが『仁義なき戦い』の契機となったというような話がちょうど読み始めた『破滅の美学』に書かれていて、思わず見返してしまった。伊佐山ひろ子が素晴らしすぎて感動。あばずれな小娘の不遜な態度。ピンクのワンピースと日傘で、大阪の街を颯爽と歩く姿がすごくいい。
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