2025/2/20 @シネマヴェーラ渋谷
脚本家で観るロマンポルノ
ロマンポルノの代名詞のひとつのような作品で観たことがなかった。一条というより、ライバル心剥き出しのはるみ(伊佐山ひろ子)がメイン。…
映画館で見たの初めてだったが、癇癪を起こす伊佐山ひろ子が素晴らしい。一条さゆりのステージより伊佐山ひろ子の日常芝居の方が全然面白いのは残酷というか、ちょっと意地悪というか。尿が流れていくショットは『…
>>続きを読む(35mm)
ラフな芝居に油断してると長回しになり緊張感を増していく凄い演出。
『ナミビアの砂漠』みたいなシーンもあり神代辰巳が山中遥子にまで接続された。
絵沢萠子を見つけられなかった。
市井…
神代辰巳監督のロマンポルノ作品の中で、唯一「政治的な作品」である(一般作では『宵待草』がある。まぁ、脚本の長谷川和彦によるものが大きいと思うが)
一条さゆりと、彼女の地位を狙う若手ストリッパーとの…
何年か前に買った「踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代」を昨年読んでいて、とても悲しい思いをした。この本の著者/小倉孝保も彼女に会いインタヴューを重ねながらも、彼女の本当のことを知り得なかっ…
>>続きを読む凄まじい遠景からズームして撮っているゲリラロケ撮影の生々しい雑踏行き交う阪急電鉄野田駅界隈。ブッ刺される高橋明の唄う春歌『なかなかなんけー(江州音頭)』が頭にこびりつくし、こんなプリミティブな情動が…
>>続きを読む撮影当時、猥褻物陳列罪で裁判の渦中だった人気ストリッパーの一条さゆりを軸に、彼女を毛嫌いする下っ端ストリッパー役の伊佐山ひろ子を主役に据えた、神代辰巳監督の出世作。
性を生業に権力に抗ってしか生き…
なぜかサリエリ的な伊佐山ひろ子目線で進むストーリー。おっとりした一条さゆりとサイコな伊佐山が直接対話する場面が2度あるけど、目線も話も噛み合わない断絶が凄い。反復される謎民謡と放尿。望遠レンズで街を…
>>続きを読む☆オープニング、アバンタイトルのカッコ良さよ!なんていう唄なんだ?⇨高橋さんが歌詞を作ってアフレコで録音したベースは江州音頭である「なかなかづくし」「なかなんけ」?もう少し調査必要か!
☆阪神野田(…