タビ

浮城のタビのレビュー・感想・評価

浮城(2012年製作の映画)
3.5
貧しい蛋民のハーフの子が東インド会社で成功をするまでを描いてます。

船の上で暮らす漁師のことを蛋民って呼ぶんですね。そこに貰われて来た中英の混血の赤ちゃん。
その後、弟や妹が出来ても分け隔てなく愛を注いでくれる母親。表現は違えども愛を注いでくれる父親。
父親を漁で亡くし死にものぐるいで働いて、登りつめる主人公。

返還前の香港。
人種差別とかあったり、貧しさの極みの中での生活。一家離散になったりと、辛いです。でも、淡々と話しは進みます。

上昇志向が強すぎて家庭を顧みなくなるけど、最後には気が付いて良かった。
でないと、奥さん可哀想すぎ😿

仕事のパートナーのフイオンが長澤まさみに似てたな😉

これ、実話なんだって。
良い映画を観ました。

因みに、私的には、宮本輝の小説を読んだ後のような余韻を受けました。
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