まいたす

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のまいたすのレビュー・感想・評価

4.9
アラン・チューリングという人物の事は事前にネットで調べていたので結末などは知っていましたが、映画でさらに深く知ることが出来て良かったです。
難しいかなと思ったけど映画自体はとてもわかりやすく無駄がなくて観やすかった。
こういう映画を観ると自分がいかに平和な時代と国に生まれてぬるく生きているんだという事を自覚しますね。
誰も想像しないような人物が想像できない偉業を成し遂げるっていうセリフがこの映画をよく現していると思いました。
初恋のクリストファーと同じ名前をつけた機械を愛しそうに撫でて「彼」を取り上げないでくれと言葉を詰まらせて涙するところはこちらも涙無しでは見られない。
結局チューリングにとってクリストファーが全てだったのかな。
実際チューリングは青酸カリを塗った林檎を齧って自殺していますが、映画では彼のスイッチを自ら切って終わったのが印象的でした。
変人の天才とベネさんの相性の良さよ。
まいたす

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