誰にとっても常識的な史実の裏にこんなストーリーが隠されていたのかと思うと、自然に涙が出た。それも政府によって隠された真実。
アランが有罪判決を受けた後、ジョーンが彼の元を訪ねてくるシーンが印象的だった。私たちが普通に生活していけることの背景には、彼のような普通の生活を手放した人々の偉業によって支えられているのだなと感じた。
ストーリー展開のテンポが良く、引き込まれるうちにもう終わり？と感じた。もう少し見ていたくなる作品だった。それぞれのキャラクターも個性があって良い。
その中でもやはり、主演のベネディクト・カンバーバッチの演技が良かった。アラン・チューリングという男の抱える孤独が痛い程感じられた。
