2017.3.22 ⑧
幼少期と、刑事の取り調べ中と、エニグマと戦う時間軸を行き来するが、当然でなくちゃんと入ってくる差し込み方でよかった。よくある方法だけれど、割と突然だったりわかりづらくして２回目見なきゃって思うことになる映画も少なくない。(それを面白さと思う人もいるみたいなので一概には言えませんが…)
天才数学者が暗号と戦って解読できるまで、で終わらないところで、もう1回座り直す映画体験。男だらけの話の中で、キーラの登場でにわかにほぐされるカンバーバッチとチーム。解決の糸口となった女性…とやはり異性の持つ風向き変える感、華というのか、いいですね。
カンバーバッチの演技も圧巻。気難しい役うまい… 普通じゃない、という単語はキーワードでしたが、キーラの あなたが普通じゃないから、世界はこんなにも素晴らしい、という台詞はすごく響きました。
脚本のグレアムムーアのアカデミー賞受賞のスピーチが、その言葉の重さを語っていると思います。
