イミテーション・ゲーム／エニグマと天才数学者の秘密のまりのレビュー・感想・評価

悲しすぎるノンフィクション。ただ暗号を試行錯誤して解く物語ではなくて、その過程でその人の人柄や恋愛や葛藤にぐっと踏み込んでいて、もっと主人公のことに興味が出てくる物語。その人物の人生の最期までは描かれていないが、気になって自分で調べたらショックを受けた。と、同時に小さい伏線も回収できて驚いた。70年前にはこんなにもLGBTに対する理解がなかったんだと、生まれるタイミングの無慈悲を実感した。