るな子

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密のるな子のレビュー・感想・評価

4.3
人と違う、というのはどの時代・どの国でも等しく生きづらいのだな、と痛感しました。
そして、理屈でものを考える人は「助けて」の言い方も感情に訴えかけるようなものではなく、論理的な言い回しなのだな、と思いました。彼の投げかけた「私は機械か人間か…。」という問いが私には救いを求めているように聞こえました。
正当な評価をされていればこんなに病まなかっただろうに、とタラレバを考えて悲しくなります。彼の感じていた精神的苦痛を理解するなんて私にはおこがましいのですが…。

第二次世界大戦が舞台といっても血生臭いものでなく、ドイツを撃ち破る為イギリス政府側が結成したチームの机上での戦いを描いたものでした。事実に基づいた脚色の作品です。裏でこんなことが行われていたのか、ということを知りたい方にオススメしたいです。
るな子

るな子