COZY922

バンクーバーの朝日のCOZY922のレビュー・感想・評価

バンクーバーの朝日(2014年製作の映画)
3.1
実話ベースで題材もキャストもいいので期待して鑑賞しましたが、全体的に淡々とした印象でした。『困難な時代に差別と闘い、皆の希望となってゆく野球チームの姿』の割りに肝心の辛さ加減があまり伝わってきません。この時代の異国での生活はものすごく困難を伴うはずで、確かに差別,貧困,低賃金などの描写はあるもののさらりとしていて切迫感に欠けます。ここが濃くて深い描写だったら後半のチームの活躍がもっと感動的なものになったんじゃないかと思うと残念で仕方ない。キャスティングにも違和感があり、宮崎あおい、貫地谷しほり、ユースケサンタマリアなどはチョイ出演で豪華キャストの無駄使いとしか思えませんでした。彼らを使うからにはきっと何かエピソードがあるに違いないと思ったけど空振りに、、。物語も野球シーンの後の15分は削って野球シーンで終わったほうがカタルシスを感じられて良かったと思いました。亀梨君が想像してたよりも(ファンの方すみません)好演してました。眉毛を除いて、、。この時代に眉毛をあんなに細く整えた男子なんていないでしょっ!!( いや、どうだか知らないけど、多分いないよね〜⁈ )
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