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クロエの祈りのmatsuのレビュー・感想・評価

クロエの祈り(2012年製作の映画)
3.7
イスラエルとパレスチナの解決の難しい問題を描いた映画。

イスラエル在住のカナダ人女性医師クロエは、パレスチナで仕事をしている。毎日、国境線(検問所)を越えて移動する。

爆弾テロの危険と隣り合わせの生活。

パレスチナ人に優しくするが、彼らからは「どうせお前はイスラエルの人間だろう」と思われている。

終盤、パレスチナ人の妊婦の友人から急いでパレスチナに来るように電話がある。陣痛が始まったのだ。

クロエは事情があり、パレスチナに入るのが遅れる。検問所でひと悶着あって大幅に遅れてしまう。妊婦の友人の出産にギリギリ間に合ったが、赤ん坊を死産で失ってしまう。

友人は死産はクロエのせいだと罵る。

友人は生きる意味を失い、イスラエルに入り自爆テロを行う。

なんともやるせない映画でした。

イスラエルとパレスチナ両地域に永遠に平和で穏やかな日々が来てほしい、と心から思った。
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