エンドウ

月光のエンドウのレビュー・感想・評価

月光(2016年製作の映画)
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社会のなかに埋もれている性虐待の問題を扱った作品で、決して娯楽としての映画とは言えないので評価はできない。
自分の中で何かが反応し、何度も、何度も目を覆いたくなる場面があり、エンドロールが終わっても誰もすぐには立たない、立てないほどの衝撃と重みが劇場のなかに溢れていた。
また、食器を洗う音、ドア開閉の音、車の音、電車の音、蝉の音などの生活音が際立たされており、まさに本作が現実の一部を切り取ったかのような演出だった。
書きたいことはたくさんあるが、とにかく劇場で観て、そして社会のなかに埋もれてしまってるこの問題や、AVに映し出されるレイプシーンがいかに間違った認識を男性に与えてしまってるのか多くの人に知ってもらいたい。
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