Maruppoi

非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎のMaruppoiのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

メゾンドエルメスで鑑賞。ヘンリー•ダーガーの晩年の人物像と幼少期の体験、そして彼の作品(世界)である"非現実の王国で"の内容の3要素で構成されているのだが、物語の内容以前に幼少期の彼の扱われ方にショックを覚えた。発達障害を持つ子供達を集め、州営農場でこき使い、虐待は日常茶飯事。脱走すれば家畜のように連れ戻される。彼が物語を書くに当たり、"子ども奴隷"という発想に至ったのは、それが事実だったからか…。マイノリティーに対する弾圧という行為は、どんな場合においてもされてはならないこと。
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