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ドラフト・デイのGASSのレビュー・感想・評価

ドラフト・デイ(2014年製作の映画)
3.9
いや〜、これは面白かった。
画面に目が釘付け。
NFLを知らずとも、人と人の騙し合い、駆け引きが好きな方なら相当楽しめる作品。

2014年度のNFLドラフトの日を迎えた。
7位指名権を持つブラウンズのGMサミーは、1位指名権を持つシーホークスから指名権のトレードを持ちかけられた。
オーナーの意思もありこのトレードを受けたサミーだったが、これが混乱の1日の発端であった......

物語はドラフトが行われるたった1日のみが描かれていて、舞台もほぼオフィスの中だけ。
そのオフィスで他球団のGMとの駆け引きが電話を通して行われるのですが、駆け引きは他球団のGMだけではありません。
自チームの新監督やオーナー、そして選手とも腹の探り合いを同時進行していくわけですから、ケヴィンコスナー演じるGMも心穏やかではありません。
ここら辺の描き方がたまらなく面白かったですね。

そして迎えるドラフト本番。
正直行って成り行きが上手く行きすぎて、出来過ぎ感が半端無かったですが、それでもやっぱり面白いものは面白い。
久しぶりに手に汗握る熱い映画を観た様な気がします。

実際のドラフトではこんなに上手く行くことは無いだろうし、もっとドロドロしてそうな気がしますが、スポーツの試合では無くドラフト、しかも裏方にスポットを当てている作品でも、描き方次第でこんなにも面白くなるもんなんですね。
ドラフトシーズンに毎年続編を作ったら面白いかもしれないな。
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