いこ

シェルターのいこのネタバレレビュー・内容・結末

シェルター(2010年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

すごい宗教性の高いホラー映画。
そもそも信仰を失うことが罪深く、死に値するという発想が海外らしい。

何というか現代の日本人には納得しづらい題材かも…
でも、その理不尽さに恐怖するという意味ではホラー映画らしい定番の構成だったのではないだろうか。


あと、個人的に突っ込みを入れてしまった2点。
まず、最後の展開だけれど、娘が入っている時に殺してはいけないのでは?
なぜなら、あの展開になった瞬間、娘を助けるために戸惑い恐怖しながらも戦う母親から、恐ろしい霊的な存在と戦う心理医者へと主人公の立ち位置がぶれてしまっているように感じる。
(てっきり娘がアーメンとつぶやいた瞬間に魂が戻るのかと思ったのに…

そして、もう一つは
最後の一黒幕はどう考えてもあのお婆さんだろ…
無信心は罪であるというような人間で、しかも、神父の魂を堕とし、呪わせた張本人。
それが、助けてあげられないよ、などと優しい口調で諭すことに違和感を覚える。
そんな声がけなどせず、単刀直入に信仰心を失くしたお前は死んで当然だ、などの酷く真っ黒な発言をする方がわたしにはしっくりくる。
いこ

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