クロイヌ6号

シャイニングのクロイヌ6号のレビュー・感想・評価

シャイニング(1997年製作の映画)
3.5
映画版を観たのでこちらも観てみました
いやー・・・流石に4時間半は長い!w
長かったので少しづつ休憩を挟みつつ観賞しましたw
映画版と違い
演的に印象に残るようなシーンは少なく
ジャック・ニコルソンの様な狂った演技は観れなかったものの
映画版ではよく分からなかった部分がしっかり描かれているため
なるほど!となる部分が多く
それがおもしろかったです
それと、ジャック・ニコルソンには劣るものの
ドラマ版のお父さん役のスティーブン・ウェバーさんも狂った演技が良かったです
それと、映画版はホラー映画らしく序盤から不穏な雰囲気で
そして、寒々しく感じるシーンが多かったですが
ドラマ版は暖かく感じシーンが多くて
その暖かいと感じるモノ(家族との関係とか)がホテルの幽霊達により、徐々に狂わされて壊れて行くのを見守ることしか出来ないからこそ恐怖を感じれて
これはこれで良いなと思いました

ラストの違いも個人的には良かったです
映画版はホラーらしく不気味で後を引く終わり方に対し
ドラマ版はホラーをテーマにしつつ問題を抱えた家族との関係、息子と父親関係と言ったよくある家族モノもテーマに含めている為
ラストの展開には胸を熱くさせられました

確かに映画版は終始不穏な雰囲気を上手く引き出してて良かったし
印象に残る名シーンや画が沢山ありますし
ジャック・ニコルソンの演技は最高に狂ってて脳裏に焼き付くほどのインパクトがありましたが
個人的にシャイニングは今作のドラマ版の方が自分は好きですw
理由としては
映画版ではよく分からなかったところを
丁寧過ぎるほどに描かれていた為
登場人物達に感情移入しやすくなっていたのが大きいかったと思います
ダメな父親だけど家族を愛し、何とかして関係を立て直そうする
父、ジャック
息子とダメな夫を愛し、夫を何とかして立ち直らそうとする
母、ウェンディ
お父さん、お母さんが大好きで不思議な力を持って以外は普通の男の子の息子、ダニー
その他の登場人物達もしっかりとどう言った人物なのかを描写されているため
それがとても良かったです
他にもドラマ版のせいかホラー演出がマイルドになっていたり
チープにもなってるように感じるところもありましたが
それでも「恐い」と感じさせてくれる演出もちゃんと入っていて
それが結構気持ち悪くて、恐いしで個人的には好きなところですw
そして、ラストですね
上にも書いた通り
ラストには熱い展開が待っており
少し感動させられました

シャイニングの映画を観ておもしろかったけど消化不良っと感じてる方も、シャイニング映画、最高やったでって方も
時間がある時、暇な時にドラマ版も観てはいかがでしょうか?
個人的にはオススメですw
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